starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

高知名物・羊羹ぱんが全国展開 堀江貴文さん顧問企業と資本提携


 高知県西部のソウルフード「羊羹(ようかん)ぱん」で知られる同県宿毛市の菱田ベーカリー(菱田仁社長)がこのほど、実業家の堀江貴文さんが経営戦略顧問を務める「こむぎの」(笹山直人社長)と資本提携した。こむぎのは全国展開のベーカリーチェーン「小麦の奴隷」を運営している。同社の持つノウハウと販売網を生かして、「羊羹ぱん」の全国展開を図るのが狙い。

 菱田ベーカリーは創業70年を超える老舗企業。あんパンの表面に溶かしたようかんを塗った「羊羹ぱん」は、発売から半世紀たった今でも根強い人気がある。2015年度には、優れた地場産品や地域活性化に取り組む企業などを表彰する「第30回高知県地場産業大賞奨励賞」を受賞。宿毛市のふるさと納税の返礼品にも指定されている。地元の人口減少が続くなか、同社は10年ほど前から県外への販路拡大を探ってきたが、人材不足などから苦戦していた。

 こむぎのは現在、全国で小麦の奴隷を約95店舗(開店準備中を含む)を展開しており、販売力やマーケティング力がある。資本提携によって、小麦の奴隷の全店舗に「羊羹ぱん」が並ぶ見込みだ。

 中小企業買収の仲介を手がける「日本M&Aセンター」(東京都)が仲介し、こむぎのが菱田ベーカリーの全株式を23年12月28日付で取得した。

 菱田ベーカリーの菱田仁社長は15日の記者会見で「後継者がいないこともあり、今後を考えて資本提携を決めた」と話した。一方、堀江さんは「パッケージを刷新し、贈答用にも使えるようにしたい。ようかんという日本ならではの食材を使ったパンなので、インバウンド(訪日外国人)に受ける可能性もある」と語った。こむぎのは今後も地方のベーカリー会社との資本提携戦略を積極的に進めていくという。【前川雅俊】

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.