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インドネシア大統領選 当選確実の国防相「私たちは再び団結を」


 14日に投開票されたインドネシア大統領選(任期5年・3選禁止)は、民間調査機関による開票速報などで、ジョコ大統領の路線を継承するプラボウォ国防相(72)が当選を確実にし、「選挙戦は終わった。私たちは再び団結しなければならない」などと呼びかけた。対立候補らは、反発する姿勢を強めている。

 開票速報のまとめによると、プラボウォ氏の得票率は6割近く、与党連合ナスデム党の候補のアニス前ジャカルタ特別州知事(54)と、最大与党・闘争民主党が推すガンジャル前中部ジャワ州知事(55)をそれぞれ30ポイント以上リードする。

 選挙管理委員会による正式な結果は3月20日までに再集計を経て公表され、過半数の得票者がいない場合は6月に上位2者による決選投票が行われる。ただ調査機関などはプラボウォ氏が今回で当選を確実にしたと伝えた。

 プラボウォ氏は14日、「すべての国民の大統領になる」と勝利宣言し、正式結果まで平穏を保つよう呼びかけた。これに対し、アニス氏は「戦いは終わっていない」と述べ、敗北宣言を拒否。ガンジャル氏陣営も「選挙不正があった」と主張している。

 1998年まで約30年間続いたスハルト政権で軍高官を務めたプラボウォ氏は、かつて人権活動家の誘拐などに関わった疑いも指摘され、民主主義への危機を指摘する声も上がる。

 今回の選挙では約2億500万人の有権者のうち、40歳以下が過半数を占めた。地元メディアによると、当日は雨の影響で開場が遅れた投票所もあったが、2019年の前回選同様、80%程度の投票率が見込まれるという。同時に実施された国会(1院制、580議席)議員選では、ジョコ氏とガンジャル氏が所属する闘争民主党が第1党となる見込みで、プラボウォ氏が所属する第3党のグリンドラ党との連立交渉に注目が集まる。【バンコク石山絵歩】

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