ウィーン・フィル「偉大な芸術的遺産残した」 小澤征爾さん死去

　ウィーン国立歌劇場などで音楽監督を務めた世界的指揮者の小澤征爾さんが6日、心不全のため亡くなった。88歳。生前、ゆかりのあった人たちが、「世界のオザワ」の死去を悼んだ。

　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は「名誉会員であり、現代における世界で最も偉大な指揮者の一人である小澤征爾さんの逝去を悼みます。小澤さんと共演した数多くのコンサートやオペラ、特に日本公演を感謝の気持ちと愛情とともに振り返っています。小澤さんはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に偉大な芸術的遺産を残しました。友人として、また音楽のパートナーとして、小澤さんの逝去を寂しく思います。私たちの気持ちは小澤さんのご家族とともにあります」との声明を発表した。