starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

更迭の元監督が提訴 サッカー部員大量転校の高校運営会社を


 広域通信制・単位制の私立・相生学院高(本校・兵庫県相生市)サッカー部で監督が部員への「パワハラ」などを理由に更迭され、数十人の部員が元監督の新しい契約先となった高校に転校した件に絡み、元監督が代表を務める会社が、相生学院高の運営会社を相手取り、未払い費用や損害賠償など約1億3200万円の支払いを求める訴訟を神戸地裁姫路支部に起こした。

 提訴したのは元監督の上船(うえふね)利徳氏(31)が代表を務める合同会社KACHI(同県淡路市)で、被告は同県加古川市にある富士コンピュータ株式会社。

 訴状などによると、KACHIは2020年9月から富士コンピュータと業務提携契約を結び、運営する淡路島学習センター(淡路市)を相生学院高淡路島校としてサッカー部の拠点としてきた。しかし、23年10月、富士コンピュータは当時監督だった上船氏の「部員へのパワハラ」などを理由に業務提携契約を解除した。

 KACHIは23年度スポーツ(サッカー)コース費用として、富士コンピュータ側から約3700万円の支払いを受けることになっていたが、23年8月に1000万円が支払われたのみで、約2700万円が未払いとなった。また、同10月に契約を不当に解除されたため、契約が継続される見込みだった25年3月までの24年度コース費用に加え、生徒の保護者からの指導費や寮費なども受け取れなくなる損害を受けた、などと主張している。

 相生学院高理事長で富士コンピュータ社長の森和明氏はこれまでの毎日新聞の取材に「上船氏が部員に授業を十分受けさせていないため、支払いを保留していた。契約解除は不適切な指導などがあったため」と説明している。

 上船氏は「パワハラ」などを否定しており、現在同じ淡路島にあるAIE国際高(同市)でサッカー部の総監督を務めている。上船氏は相生学院高時代の指導に関して全国高校体育連盟から「体罰根絶全国共通ルール」を適用され、高体連主催大会に23年10月10日から1年間の出場停止を科されており、全国高体連に不服を申し立てている。【来住哲司】

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.