自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題で、清和政策研究会(安倍派)所属の義家弘介衆院議員=比例南関東=が代表者を務める「自民党神奈川県第16選挙区支部」は31日、派閥から2022年までの3年間でキックバックとして受け取った363万円分について政治資金収支報告書を訂正した。
同日に神奈川県選挙管理委員会に届け出た。363万円は、いずれも清和政策研究会からの寄付とし、内訳は20年86万円、21年98万円、22年179万円。いずれも受領日は「不明」としている。
政治資金収支報告書の保存期間は公表から3年間。義家氏は自身の1月のメールマガジンで18、19年の収支報告書についても「記載できていない還付金があったことは確認できている」と記載。一方、還付金について「事務所において厳正に管理・保管されており、私的流用等は一切ございません」とした。
毎日新聞は31日、義家氏の事務所に使途などについて取材を申し込んだが、午後8時までに回答はなかった。【遠藤和行、佐藤浩】