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裁判員会見「肩の荷下りた」「被告の感覚、理解できず」 京アニ公判


 36人が犠牲になった2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の判決公判が25日、京都地裁であり、増田啓祐裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。

 判決の言い渡し後、裁判員4人と補充裁判員2人が記者会見に応じた。

 審理が143日間と長期にわたり、被害者数も死者36人、重軽傷者32人と突出して多い異例の裁判だった。30代の女性会社員は「責任を感じていた。今は肩の荷が下りた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。教師の女性は「長いなと思って不安だったが、裁判長が『チームで頑張っていこう』と言ってくれた」と明かした。

 青葉被告の印象について40代の男性会社員は「何を考えているのか分からず、普通の感覚で理解できないことも多かった」と語った。補充裁判員を務めた50代女性は、被告が拘置所での手厚い看護に感謝していたことに触れ、「被害者や遺族に対する気持ちも変わってほしい。苦しみ、悲しみを理解できるような人になってほしい」と望んだ。

 事件の背景に指摘されている孤独・孤立の問題について、別の40代の男性会社員は「まずは相談相手をつくること、自分を一人にしないことが大事と思う」と語った。【二村祐士朗】

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