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小渕優子氏「けじめとして判断」 派閥離脱、茂木派には打撃


 自民党の小渕優子選対委員長は25日、茂木敏充幹事長と党本部で面会し、所属する茂木派(平成研究会、53人)を離脱する意向を伝えた。政治資金パーティーを巡る裏金事件で、岸田派など4派閥は解散を決定したが、茂木派は存続させる方向で調整を進めている。茂木派内には、参院を中心に小渕氏を「将来の首相候補」として推す勢力があり、今後も離脱者が続く可能性がある。

 小渕氏は記者団に対し、退会理由について、党がリクルート事件を受けて1989年にまとめた「政治改革大綱」に党役員の派閥離脱が明記されていることを「極めて重く受け止めた」と説明。「党が危機的な状況になっている中で、けじめとして判断した」と述べた。

 茂木派に対しては「政治活動を23年やってくる中で、生まれも育ちも平成研究会。当然愛情を持ってきたし、これからも変わらぬ思いだ」としつつ、「今後は無派閥の立場で、自民党のために選対委員長としてより一層汗をかいていきたい」と決意を語った。退会届は26日に提出する方針だ。

 派閥を存続させる方針の茂木派にとって、有力議員の離脱は打撃だ。派閥幹部は「率直に言って驚いた。大変残念だ。今後の運営は来週にも派内で相談する」と語った。

 小渕氏は2000年、父恵三元首相の死去を受け衆院選で初当選し、当選8回。少子化担当相や経済産業相を歴任したが、14年に関連政治団体の政治資金収支報告書の虚偽記載などが発覚し、経産相を辞任。23年9月に選対委員長に就任した。【竹内望】

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