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米国やカタール、エジプトが新たな停戦案 イスラエルとハマスに


 イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとの戦闘を巡り、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は21日、米国と仲介国のカタール、エジプトが、双方に新たな停戦案を提示したと報じた。ハマスの壊滅を掲げるイスラエルと「恒久的な停戦」を求めるハマスの溝は深いが、妥協点を探る交渉が続いている模様だ。

 同紙によると、停戦案は3段階で構成されている。第1段階ではハマスが拘束している民間人の人質を解放し、イスラエル側は拘束している数百人のパレスチナ人を解放した上で、ガザの一部から軍を撤退させ、住民の移動を許可する。さらに、人道支援物資のガザへの搬入を従来の2倍に増やす。次にハマスが女性兵士の人質を解放し、イスラエルはパレスチナ人の拘束者をさらに解放。最後にハマスが男性兵士の人質を解放し、恒久的な停戦につなげるという内容だ。

 だがイスラエルのネタニヤフ首相は21日、ハマスが求める恒久的な停戦について「イスラエル兵の死が無駄になり、(ハマスが生き残ることで)市民の安全が守れなくなる」と述べ、改めて拒否する意向を表明したが、一時休戦については否定しなかった。

 一方、ハマスは21日、昨年10月7日の越境攻撃に関し、初めて包括的な声明を発表した。声明によると、攻撃は、ガザの「封鎖」などイスラエルによるガザ市民への「犯罪」を止めるために必要なものだったと主張。民間人の殺害は意図的ではなく、イスラエル軍の警備が予想以上に早く崩壊したことで混乱が生じ、「いくつかの過ちがあった」と総括した。越境攻撃を受け、イスラエルでは多くの民間人を含む約1200人が殺害された。戦闘員による性暴力があったとの証言も出ている。

 ガザでは21日もイスラエル軍とハマスによる激しい戦闘が続いた。イスラエル軍は21日、南部ハンユニスで、多くのハマス戦闘員を殺害したと発表。イスラエルのガラント国防相は21日、ハンユニスでの軍事作戦を「さらに拡大する」と述べた。【エルサレム三木幸治】

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