「ママ帰ってこない」 8歳を2週間置き去りの疑いで母親逮捕

　当時8歳の長男を自宅に約2週間置き去りにしたとして、神奈川県警平塚署は16日、平塚市横内の会社員、芥（あくた）里菜容疑者（25）を保護責任者遺棄容疑で逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

　逮捕容疑は2023年10月27日ごろ～11月9日、自宅アパートで小学3年生の長男を置き去りにしたとしている。

　署によると事件当時、芥容疑者は長男と2人暮らしだった。11月9日に長男がアパート隣室の住人に「ママが帰ってこない。（料金未払いで）電気がつかない」と相談したことから発覚。室内にはカップ麺やレトルト食品などが散乱し、長男は不登校の状態だった。児童相談所がネグレクト（育児放棄）の疑いがあるとして長男を一時保護した。

　芥容疑者は当時、海老名市内の交際相手のマンションに滞在していたという。【園部仁史】