Gメールがネット出願に使えず、問い合わせ殺到 神奈川の公立高

　神奈川県内の公立高校入試で、インターネット出願に必要なメール登録にGメール(@gmail.com)を使えない不具合が起き、受験生から問い合わせが殺到している。24日から志望校への出願が始まるため、県教委は復旧を急ぐとともに、Gメール以外での登録を呼び掛けている。

　県教委によると、公立高校を受験するにはインターネット上の出願システムを通じて受験生の氏名や住所、志望校などの情報を登録する必要がある。

　登録する際、メールアドレスなどでアカウントを作成する必要があるが、Gメールではアカウント作成に必要なメールの送受信ができない状態になっている。

　県教委は1月4日から出願システムの登録申請を開始。3学期が始まった9日、多くの中学校で登録を呼び掛けたところ、同日午後から一斉に不具合が確認されたという。16日午後6時現在も復旧していない。

　県教委の担当者は「登録申請が9日に集中したため、Gメールが迷惑メールと判断してしまった可能性がある。受験生に負担や心配をかけてしまい、申し訳ない」と話している。【デジタル報道グループ】