ごみ4.7トン処分され…隣人の植木鉢損壊容疑 「ごみ屋敷」住人逮捕

　隣人の植木鉢を壊したとして、神奈川県警田浦署は11日、横須賀市船越町3、無職、江沢美樹容疑者（56）を器物損壊容疑で逮捕した。江沢容疑者が自宅周辺に集めたごみを積み上げていたため、市が条例に基づいて代執行でごみを撤去した翌日に事件が発生。「私が置いていたものが処分された上、植木鉢を置かれたことにかっとなった」と容疑を認めている。

　逮捕容疑は2023年11月22日午前2時50分ごろ、自宅前の生活道路に置かれた隣人の植木鉢を足蹴りして壊したとしている。

　前日には市が周辺の生活環境を損ねているとして、容疑者宅の敷地などに散乱したごみ約4・7トンを回収していた。

　植木鉢を壊された男性は「ごみが増え続け、夏は異臭が強く、虫や害鳥も多くて困っていた。ごみをこれ以上置かないように植木鉢を置いていた」と話した。【宮本麻由】