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徳川家の文化財 家康ゆかりの浜松で2万点収蔵へ 「すごい物」も


 徳川家康ゆかりの地・浜松で徳川家に伝わる文化財などの展示施設整備を話し合う検討委員会の2回目の会合が10日、市役所で開かれた。収蔵品の規模はこれまで明らかになっていなかったが、事務局の市は徳川記念財団や旧将軍家で所有する美術品など約2万点の文化財すべてを収蔵すると説明した。「お城博士」として知られる名古屋市立大教授の千田嘉博委員長は「すごい物が含まれている」と高く評価した。【山田英之】

 市によると、収蔵品には、家康が征夷大将軍に任命された際に国家の安全などを祈願した祭文▽家康、豊臣秀吉が書いたと伝わる和歌の色紙、織田信長の書とされる和歌の短冊▽徳川家に伝わる日本刀のさや▽幕末の外交文書に使用された銀印▽家康を描いた東照大権現像――などが含まれる。収蔵品について、千田委員長は「お金があったとしても集められない。浜松のイメージを変えるコレクションになる」と驚いた。

 委員からは、刀剣や調度品など目玉を絞った企画展▽大河ドラマ館前の広場を利用したイベント開催▽学校教育との連携▽地元の小中高校生による文化財の見学と学習――などの提案があった。

 展示施設はNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて浜松城公園(浜松市中央区)の隣に建設した大河ドラマ館を活用して整備する。

 展示施設については、大学教授や斉藤薫・浜松商工会議所会頭ら委員5人による検討委員会を市が昨年設置。文化財の活用や施設の整備方針の議論を始めた。しかし、昨年10月の初会合では財団などが所有する文化財のうち、市で収蔵する点数が決まっていなかったため、委員から戸惑いの声も上がっていた。

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