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海保機「離陸許可得た」 管制やり取り食い違う 羽田・衝突事故


 羽田空港(東京都大田区)で2日に日本航空(JAL)機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し、海保機の乗員5人が死亡した事故で、管制官からJAL機には滑走路への着陸許可が出ていた一方、海保機には滑走路手前まで進む指示しか出ていなかったことが、国土交通省関係者への取材で判明した。ただ、海保機の機長が事故直後に「管制官から離陸の許可を得ていた」と話していたことも判明。管制官は海保機には滑走路に入る許可を出していないといい、認識が食い違っている。

 運輸安全委員会は航空事故調査官6人を派遣し、3日から本格的な調査を開始。海保機のボイスレコーダー(音声記録装置)やフライトレコーダー(飛行記録装置)を回収した。

 また、警視庁東京空港署捜査本部などは3日、事故のあったC滑走路で現場検証するなど本格的な捜査を始めた。両機の乗員らから事情を聴くなどし、業務上過失致死傷容疑も視野に詳しい事故原因を調べる。

 国交省関係者によると、事故前の管制官とJAL機、海保機との交信をそれぞれ確認したところ、管制官からJAL機には滑走路への進入許可が出ていたが、海保機には滑走路手前まで走行するよう指示が出ていた。管制官は、海保機に対しては滑走路に入る許可は出していないとの認識だったという。

 JALは3日、乗務員への聞き取りの結果、乗務員は管制官からの着陸許可を認識した上で復唱し、着陸操作を実施したと明らかにした。JAL側は正常な着陸だったとの認識を示している。JAL機が滑走路に着陸しようとした際には、すでに海保機が滑走路に入っていたとみられる。【内橋寿明、木原真希】

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