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「津波警報です!」 NHKアナの強い口調に反響 能登半島地震


 1日に発生した能登半島地震で、NHKのアナウンサーが「東日本大震災を思い出してください!」「今すぐ逃げること!」といった強い口調で視聴者に避難を呼び掛けたことが、インターネット上で話題を呼んでいる。

 緊急地震速報が出た1日午後4時6分、NHKはサッカー男子日本代表とタイ代表の国際親善試合を中継していた。中継が中断され、画面がスタジオに切り替わると、山内泉アナウンサーが「強い揺れに警戒してください」などと訴えた。同10分に2回目の緊急地震速報、同13分に津波警報が発令されると「津波警報です! 津波警報が出ました。すぐに逃げてください!」と強い口調で叫び、各地の津波の到達予定時刻などを読み上げながら「今すぐ可能な限り高いところに逃げてください」「東日本大震災を思い出してください」などと避難を促した。さらに同22分に大津波警報が発令されると「今すぐ逃げること!」と厳しい口調で叫んだ。その後、山内アナウンサーから代わった別のアナウンサーも、強い口調で避難を呼び掛けた。

 こうしたアナウンサーの呼び掛けに、ネット交流サービス(SNS)では「びっくりしたけど、緊迫感や危険意識が高まった」「危機感を伝える魂がこもっていた」といった意見が多数書き込まれた。

 NHKでは、東日本大震災で避難の呼び掛けが十分に届かなかったという反省の下、災害発生時のアナウンスのマニュアルを見直し、大きな災害発生時にはアナウンサーが冷静沈着さを捨てて、強い口調で繰り返し避難を呼び掛けることを決めた。独自の命令口調「逃げること」という呼び掛けの言葉も盛り込まれた。普段から災害発生を想定した「緊急報道訓練」も繰り返し行われているといい、今回の報道ではこうしたマニュアルの見直しや日ごろの訓練が生かされた形だ。【長岡平助】

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