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「政治とカネ」疑惑一色、異例の仕事納め 首相が繰り返した言葉は


 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で28日、安倍派の大野泰正参院議員(64)=岐阜選挙区=の事務所や議員宿舎に、東京地検特捜部の家宅捜索が入った。27日の同派の池田佳隆衆院議員(57)=比例東海ブロック=の関係先に続く連日の家宅捜索となった。さらに特捜部は28日、東京都江東区長選を巡る公職選挙法違反事件で、衆院議員で前副法相の柿沢未途容疑者(52)=東京15区、自民を離党=を逮捕。東京・永田町は「政治とカネ」疑惑が渦巻く中での異例の仕事納めとなった。

 「強い危機感を持って政治の信頼回復に努めなければと感じている」。岸田文雄首相は同日午前、自民議員が連日、家宅捜索を受けたことを記者団に問われ、これまでと同じ「強い危機感」「信頼回復」のフレーズを繰り返さざるを得なかった。その後、柿沢氏の逮捕も明らかになり、首相は同日夕、再度、記者団の取材に応じた。「党所属であった現職国会議員が逮捕されたことは大変遺憾だ」と述べ、柿沢氏を副法相に任命した責任について「重く受け止めている」と改めて語った。

 自民の渡海紀三朗政調会長は記者団に「この時期に2日続いてこのようなことが起こり、重大に受け止めなくてはいけない」と指摘。年末年始を選挙区の地元で過ごす党所属議員に向けて「地元で国民の厳しい声をしっかりと受け止め、新しい組織での議論に反映をしてもらいたい」と語った。

 一方、立憲民主党の泉健太代表は同日の党会合で「昨日、今日と捜索が入るという自民党にとっても異常事態だ。年末年始も含めてまだまだいろいろなことがありうる」と指摘した。共産党の小池晃書記局長は、柿沢氏の逮捕について「買収という最もあってはならない嫌疑だ」と強調。柿沢氏が14日に自民を離党したものの議員辞職していないことに関し「自民党は離党届を受け取って、素知らぬ顔をすることは許されない。党としても辞職を求める対応が必要ではないか」と自民を批判した。【畠山嵩、鈴木悟、中村紬葵】

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