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数学の授業中にひらめいた 高校生がマスずし折り紙キット開発


 富山を代表する名産品「マスずし」をモチーフにした折り紙キット「おりマス。」が22日から富山駅などで販売が始まった。富山県内屈指の進学校、県立富山中部高(富山市芝園町3)の生徒が数学の授業の中で思いついたのがきっかけといい、12月から「すしのまち とやま」のブランド化事業を始めたばかりの富山市の藤井裕久市長も「素晴らしい」と絶賛した。

 発端は2020年、同校の3年生が「正n角形のねじり折り総数」の研究過程で作成した折り紙が、マスずしの笹の葉を広げた形に似ていることに気付いた。この研究は後輩たちに引き継がれ、今年の2年生がマスずしの普及について考える授業で、この折り紙の商品化を企画した。商品名「おりマス。」からパッケージデザインなどすべて生徒で考え、12月にようやく発売にこぎ着けた。

 22日には開発メンバー6人が富山市役所を訪れ、藤井市長に商品をプレゼント。同市のすしのまちブランド化事業では、マスずしのPRも盛り込まれていることから、「本物のマスずしのおみやげに付けるなど関連グッズとして活用できたらいいですね。発想が大胆で素晴らしい」と感心。この折り紙を使ったすしのまちPRに意欲を示し、さっそく女子生徒から折り方を教わった。

 商品は10枚入り350円(税込み)で、富山駅のほか富山市ガラス美術館、日本橋とやま館(東京)などで販売中。QRコードを読み込むと折り方の動画も見られる。開発に携わった松井信さん(2年)は「(富山県と富山市が推進する)すしのまちの盛り上げに役立ててほしい」と話した。【青山郁子】

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