墜落した米軍オスプレイ、機体の一部を引き揚げか 屋久島沖

　鹿児島県・屋久島沖で米空軍の輸送機CV22オスプレイが墜落した事故で、墜落現場周辺で作業していた米軍のサルベージ船の甲板に27日午前、機体の一部のようなものがあるのが確認された。海中で発見された機体の一部を引き揚げたとみられる。

　機体の一部のようなものはブルーシートに覆われ、回転翼のようなものも確認された。米軍が事故原因の調査を進める。

　事故は11月29日に発生。墜落機の主要胴体部分は12月4日に現場付近の海中で確認され、付近で5人の遺体が見つかった。23日に米軍のサルベージ船が現場海域に到着し、引き揚げ作業の準備を進めていた。

　米軍は搭乗員8人が死亡したと判断し、これまでに7人の遺体を収容している。【栗栖由喜】