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「意味ない主張ばかり」 袴田さん再審 弁護団が検察側を批判


 1966年6月に静岡市(旧清水市)で一家4人を殺害したとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(87)の弁護団が20日の再審第5回公判後に記者会見を開いた。袴田さんの犯人性を主張する検察側に対し、「5点の衣類が犯行着衣と立証できないから、意味がない主張ばかりしている」などと批判した。

 この日の公判で検察側は、事件当時の袴田さんは金品を手に入れようとする動機があり、指には凶器の刃物を使った際の傷が残り、着ていたパジャマからは他人の血液が検出されたなどと犯人性を主張した。弁護側は、指の傷は現場の消火活動中に負ったもので、袴田さんを刃物店で見たという証言やパジャマの鑑定結果は信用性に欠けるなどと反論した。

 小川秀世・弁護団事務局長は会見で「検察の主張はいずれも有罪に直接結びつくものではなく、全く意味がない」と語気を強めた。

 次回は2024年1月16日に公判が開かれる。袴田さんの姉、秀子さん(90)が「弁護士の反論が素晴らしく、もう絶対に勝つと思う。来年は無罪を勝ち取れる素晴らしい年になる」と話すと会場は拍手に包まれた。【皆川真仁】

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