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インフルエンザ、二つのA型が流行 一度かかった場合も対策継続を


 インフルエンザが全国で猛威を振るっている。現在、二つのタイプのA型ウイルスが同時に流行しており、「一度かかったから大丈夫」とは安心できない。年末年始は人が集まる機会も多く、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策が求められる。

 国立感染症研究所によると、全国約5000の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数(4~10日)が、1医療機関あたり30人を超え、警報レベルに達した。過去10年で最も早い。10日までの1週間に受診した患者数は約112万人と推計される。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の影響で、インフルエンザの流行は低い水準で推移していたが、2022年末に3年ぶりに流行入り。例年、流行は春ごろに収束するが、今年は流行の目安となる定点医療機関あたり「1人」を下回らないまま8月下旬に増加に転じた。

 現在の流行の特徴は、二つのタイプのインフルエンザA型が同時に拡大していることだ。感染研によると、直近5週間はA香港型と呼ばれる「AH3亜型」が60%、09年に新型インフルエンザとしてパンデミックを起こした「AH1pdm09」が37%を占める。

 過去10年で流行のピークが最も大きかった18年から19年のシーズンも、二つのタイプの同時流行が起きていた。

 インフルエンザに感染すると、そのウイルスのタイプに対する免疫はできるが、別のタイプに感染する可能性はあり、感染対策を続けることが大切だ。厚生労働省はホームページで、人混みを避け、外出後の手洗いや部屋の湿度を保ちこまめに換気することなどを呼びかけている。【金秀蓮】

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