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出力抑えた小型二輪、「原付き」免許で運転可に 排ガス規制で警察庁


 警察庁は21日、速度が出ないように最高出力を抑えた小型オートバイ(総排気量50㏄超125㏄以下)を、原付きバイクの免許で運転できるようにする方針を明らかにした。警察庁が設置した有識者会議が「加速度が制御されることなどで、現行原付き(バイク)と同程度に容易かつ安全に運転できると確認できた」とし、同じ車両区分にすることを適当と判断した。道路交通法施行規則を改正し、2025年11月までに施行する見通し。

 警察庁によると、25年11月以降に生産される原付きバイクには新たな排ガス規制が適用される。対応のための開発費用が高額になるため、メーカーは総排気量50㏄以下の現行車体の生産を終了し、最高出力を原付きバイク並みの4キロワット以下に制御した小型二輪を「原付き」として販売する方針。業界側から区分見直しの要望があり、9月に有識者会議が設置された。

 有識者会議は、一般運転者らを対象に試乗会を実施。現行の原付きバイクより車体が重いことを指摘する意見はあったが、「乗り始めると安定した」といった声が多く、「運転特性はほぼ同等」と評価した。

 警察庁は、警察官が取り締まる際に一見して区別できるようにするため、現行の原付きバイクと同じ白色のナンバープレートを取り付ける方向で調整している。また、一般に入手できる工具で改造できないよう特殊な部品を使うなどの対策を取る。

 法定速度30キロや2人乗りの禁止、交差点での2段階右折といった現行の規制や、16歳以上を対象とする運転免許の規定は変更しない。【松本惇】

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