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ギンガオサイチョウが逃走 園職員、捕獲試みるもお手上げ状態 埼玉


 埼玉県こども動物自然公園(東松山市)で飼育・展示している体長70センチほどのギンガオサイチョウ(サイチョウ科)が4日、鳥舎から逃げ出した。職員が捕獲を試みるものの、3日経過しても園内外を飛び回って捕まえる見通しがつかず、お手上げ状態が続いている。

 逃げ出したギンガオサイチョウは3~4歳のメス。近くの町で鳥インフルエンザが発生したため、対策を施した別の鳥舎に移したところ、仕切りをかいくぐって逃げたという。

 当初20人ほどの職員が、餌の果物でおびき寄せるなど捕獲を試みたが失敗。近辺を飛び回り、高い樹木の枝に止まるため捕獲が難しいという。遠くに飛んでいかないように、仲間の鳴き声の録音を流して近辺にとどまるよう促すだけで精いっぱいという状況だ。

 ギンガオサイチョウは東アフリカ原産でサイの角に似た大きなくちばしが特徴。おとなしいため人に危害を加えることはないという。園では2018年に国内で初めて繁殖に成功し、現在9羽を飼育している。

 園の担当者は「寒さに弱く、餌となる果物や虫もとれない季節なので絶食状態になっていると思います。弱ったら早く地表に降りてきてくれたら保護できるのに」と困惑した表情で話した。【仲村隆】

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