starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

藤井聡太8冠が選んだおやつに注文殺到 愛らしい見た目の大福が人気


 北海道小樽市で10、11日に開催された将棋の第36期竜王戦の第4局で、藤井聡太8冠がおやつに選んだ「塩バター大福」の人気が続いている。店の名前が「ふじい」という縁で選ばれた一品だが、その見た目の愛らしさもあってSNS(ネット交流サービス)で話題が沸騰した。インターネット注文の発送は来年5月以降になるほどだ。

 大福を製造するのは倶知安町の「お菓子のふじい」。道産のもち米を使ったこしあん大福で、大福に切り込みを入れ、カカオマスが目に、塩バタークリームが舌に見える。口を開けて笑ってこちらを見ているような、かわいらしい見た目が特徴だ。藤井竜王は対局2日目の11日午前のおやつに、この大福を選んだ。

 これがニュースで伝えられると、直後からインターネット注文が殺到。通常は1日十数件の注文だったのが、翌12日にかけて30倍を超える約600件の注文が集中した。その後も、1週間で1500件、約2万個のネット注文が入った。

 「塩バター大福」は同店代表の藤井千晶さん(42)が2年前に生み出した。これまで作っていた「イチゴ大福」をアレンジし、イチゴの代わりに塩バタークリームを入れた。だが、割れた大福からのぞく塩バターは、赤いイチゴに比べて華やかさがない。そこで、大福の表面にカカオマスで目を付けてみた。すると、塩バタークリームが舌のように見え、かわいい顔の和洋折衷の大福が生まれた。

 大福を手でつまむと、口の開き方や表情が変わる。その愛らしさなどから、たびたびSNSをにぎわせてきた。さらに、藤井竜王がおやつに選ぶと、X(ツイッター)でトレンド入りするなど、一気に話題となった。

 竜王戦3連覇を果たした藤井竜王は、一夜明けた12日の記者会見で、この大福を選んだ理由を記者から聞かれると、「お店の名前を見て縁を感じました。写真で見た目もかわいらしかったので」とほほ笑んで語った。

 ネット注文は、発送が来年5月以降になるとホームページに記載してからは落ち着いている。しかし、店頭での人気は衰えない。1個280円で1日100個限定(1人4個まで)だが、午前10時の販売開始後、連日20分足らずで完売している。

 藤井さんは「以前から、『藤井』に『ふじい』を食べてほしい、と笑い話にしていました。実際に選ばれて、藤井8冠が同じ名字であることも理由として語ってくれたことで、相思相愛だね、と友人たちと喜びました。かわいいものも好きだとうかがっていたので、本当にうれしいです」と話している。【貝塚太一】

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.