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盛り上がらぬ万博 北海道・東北など8知事に大阪知事が熱烈アピール


 2025年大阪・関西万博の開催機運を遠く離れた東北などでも高めようと、大阪府の吉村洋文知事は14日、盛岡市で開かれた北海道、東北と新潟の8道県知事による会議に駆けつけ、万博期間中のイベント参加などを要請した。

 会議場には万博公式キャラクター「ミャクミャク」も登場。吉村氏は会議に出席した知事らとともにそろいのはっぴ姿で記念撮影するなど、準備の難航が伝えられる万博を成功に導こうと懸命だった。

 「150カ国が集まり、世界の課題解決のためいろんな技術や価値観、文化、歴史の違う者が一堂に会して発信し、交わり、新しいものを生み出す意義がある」

 クマによる相次ぐ人的被害、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に伴う風評被害などが議題に上った会議の場で、吉村氏は万博が自治体にとっても魅力を発信する機会になりうると強調。「協力をぜひよろしくお願いしたい」と訴えた。

 吉村氏は万博に関するアンケート調査で、北海道や東北地方での認知度が低いというデータも紹介。会場のシンボルとなる巨大な木造建築物「大屋根(リング)」に福島県産材が使われるなど、東北とのつながりもアピールした。会議に参加した知事は神妙な表情で発言に耳を傾け、拍手を送った。

 万博を巡っては高騰する会場建設費や出展予定国の辞退などが話題となり、盛り上がりに欠けた状態が続く。建設費350億円といわれるリングにも賛否の声がある。

 吉村氏は取材に対し、国民の理解が十分得られていない現状を認めつつも「コスト以上の(経済)効果がある」「寄り添った対応をして一国でも多く(参加を促す)」などと説明。懸念の払拭(ふっしょく)に腐心する様子がうかがえた。【釣田祐喜】

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