NHK大河ドラマ「どうする家康」で織田信長の妹・お市と娘の茶々を演じている北川景子さんと、お市の夫・柴田勝家役を演じた吉原光夫さんのトークショーが11日、お市、茶々とゆかりの深い滋賀県長浜市で開かれた。
長浜450年戦国フェスティバル実行委とNHK財団が主催。会場となった同市内保町の浅井文化ホールには県内外から約450人のファンが訪れた。
12日に放送される43話は天下分け目の関ケ原合戦が描かれる。ドラマは全48回の予定で、最終盤を迎える。
北川さんは役作りで小谷城跡など同市内の関連史跡を巡った話を紹介。今後の展開について「茶々は勢いが増してどんどん怖くなります」と話し、会場の笑いを誘った。
二役のオファーを受けたことに「こんな大きな役を独り占めしてもいいのか」と悩んだ裏話も披露した。吉原さんは、お市が勝家と自害する際、最期の別れに茶々と抱擁した場面を振り返り「二人の魂が入れ替わったと感じた」と語った。【長谷川隆広】