starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

サッカー部員が大量転校 更迭の元監督の新規契約先に 淡路の高校


 「プロサッカー選手の養成」を活動方針に掲げる広域通信制・単位制の私立・相生学院高(本校・兵庫県相生市)サッカー部で監督が学校側と対立して更迭され、数十人の部員が元監督の新しい契約先の高校に転校したり転校手続きを進めたりしていることが、取材で判明した。高校スポーツ界では校内や部内のトラブルで部員が転校することはあるが、数十人規模の転校は異例だ。

 複数の関係者の話をまとめると、104人いた部員のうち66人が10月中旬以降、同制度のAIE国際高(同県淡路市)に転校したり転校手続きを進めたりしている。

 相生学院高のサッカー部は同校淡路島校(淡路島学習センター=同県淡路市)に拠点を置き、全寮制。ドイツ4部のクラブでプレー経験を持つ上船(うえふね)利徳元監督(31)が代表を務める合同会社が2020年9月に学校と業務提携し、同センターの運営に当たってきた。

 同校は10月18日にホームページで、上船氏を16日に解任したと発表した。森和明理事長(72)によると、上船氏に部員へのパワハラなど不適切な指導などがあったという。これに対し、上船氏は「パワハラなどは一切していない」と否定している。

 上船氏によると、部員37人が10月20日、同29人が11月4日にAIE国際高への転校手続きを行ったといい「悩んでいる部員もおり、今後もう少し増えると思う」と話している。同校によると、37人は転校済み、29人は受け入れを前提に手続き中という。同校は9日にサッカー部を発足させ、上船氏は総監督に就いた。

 相生学院高は21年の全国高校サッカー選手権兵庫県予選と今年5~6月の全国高校総体県予選で準優勝。今年の全国高校選手権県予選では準々決勝(11月3日)で敗れた。過去の高校スポーツ界の大量転校には、12年に仙台育英高(宮城県)陸上部員10人が豊川高(愛知県)へ、14年に豊川工高(同)の生徒8人が日体大荏原高(東京都)へそれぞれ移ったケースなどがある。【来住哲司】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.