栃木県教育委員会は7日、教え子の女子生徒にキスをしたり、抱きしめたりするわいせつな行為をしたとして、県内の公立中学校に勤務する20代前半の男性教諭を懲戒免職処分にしたと発表した。監督責任を問い校長を戒告処分にした。若手教諭による女子生徒へのわいせつ行為への県教委による懲戒処分は9月以降、今回で3回目。
義務教育課によると、男性教諭は女子生徒の一部の授業を担当していた。7月に男性教諭が携帯電話番号を教え、電話や「LINE(ライン)」でやり取りをし、7月と10月に校外でわいせつな行為を繰り返していた。10月に男性教諭の知人が学校に連絡して発覚した。男性教諭は「良くないこととは思っていても、気持ちを抑えられず、やってしまった」と話しているという。
阿久沢真理教育長は「教職員によるわいせつ行為が再度発生し、おわび申し上げる。未然防止に向けた取り組みに全力を尽くす」とのコメントを出した。【池田一生】