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配属からわずか2週間…新人巡査がお手柄 声掛け事案で職質、逮捕


 奈良県桜井市内で10月に起きた女子高生への声掛け事案の容疑者とみられる男をパトロール中に見つけ、職務質問から逮捕につなげたとして、県警桜井署・桜井駅前交番勤務の岡田留奈巡査(22)ら3人に県警本部生活安全部長賞が贈られた。岡田巡査は警察学校を9月末に卒業したばかりの実習生。現場配属からわずか2週間でのお手柄に「初めての職務質問には緊張で胸がドキドキしたが、女性の敵を検挙できてよかった」と語った。【望月靖祥】

 他に表彰されたのは、岡田巡査の指導を担当する若杉裕淑巡査部長(49)と先輩の巽和俊巡査(22)。

 署によると、声掛け事案が発生したのは10月10日。桜井駅近くの路上で、男が「チューしてみる」と言いながら女子高生に顔を近づけるなど、ひわいな行為をしたという。

 岡田巡査ら3人は10月13日午後6時15分ごろ、桜井市中心部をパトカーで巡回中に不審な男を発見。男の服装や髪形が声掛け事案の容疑者と似ていることに気付いた岡田巡査が「あそこに似た人がいます」と指摘し、巽巡査とともにパトカーを降りて2人で職務質問した。男が「声を掛けました」と容疑を認めたことなどから、署は翌日未明に県迷惑防止条例違反容疑で逮捕した。

 職務質問では巽巡査が質問役を担当。男の背後に立って逃走を防ぐ役を担った岡田巡査は「(巽巡査の)質問からパトカーに乗せるまでの手際のよさは、とても勉強になった」と振り返った。職務質問の様子をパトカーの運転席から見守った若杉巡査部長は「岡田巡査は朝から何度も手配書を見返して『検挙につなげたい』と話していた。この意識の高さが結果につながった」と語った。

 警察官に採用されると、4月に初任科生として警察学校へ入校し、大卒者(短期課程)は半年、短大・高卒者(長期課程)は10カ月で卒業し、県内各署の交番などへ実習生として配属される。9月28日に卒業した岡田巡査の容疑者検挙は、同期29人の中で「おそらく第1号」(桜井署)。将来は鑑識や警衛警護に進みたいという岡田巡査は「早く仕事を覚えて立派な警察官になりたい」と目を輝かせた。

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