NHK記者を懲戒免職 私的な飲食代を不正請求

　NHK報道局の30代の記者が私的な飲食代を不正請求していた問題で、NHKは2日、記者を懲戒免職処分にすると発表した。9日付。2020年7月～23年5月に12件計約34万円の不正が確認されたが、今後も調査を続け全容解明を進める。

　NHKは10月24日、弁護士などから成る第三者委員会を設置。記者は知人や同僚との飲食を会食と称して経費申請していた。記者は不正を認めているという。

　NHKは今後も調査を続け、不正請求全額の返済を求める方針。NHKの担当者は「依願退職の申し出があったが、受信料で成り立つNHKとしての姿勢を示すために（懲戒免職）処分を決定した」と説明した。【諸隈美紗稀】