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イスラエル大使館前でハマスによる犠牲者追悼 駐日米大使も参列


 バイデン米大統領がイスラエルを訪問した18日、東京都内の在日イスラエル大使館前で、イスラム組織ハマスに殺害された犠牲者を悼むセレモニーが開かれた。コーヘン大使は、17日夜にパレスチナ自治区ガザ地区の病院で起きた爆発について、イスラエルによる空爆ではないとの見方を改めて示した。エマニュエル駐日米大使も参列し、拉致された米国籍の市民を含む人質の救出を全面支援すると強調した。

 爆発について、コーヘン大使は、ガザ地区を拠点とする過激派組織「イスラム聖戦」が発射したロケット弾が誤って病院近くに着弾したためだと指摘。彼らは「我々(ユダヤ人)の子どもたちを虐殺するだけでなく、自分たち(ガザ)の子どもたちまでも殺している」と訴えた。

 中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」は爆発が起きた当時、周辺の様子をとらえたライブ映像を流したが、イスラエル軍の分析によると、ガザ側からの砲撃が確認された直後に病院付近で大きな爆発が起きているという。

 ハマスは具体的な根拠は示していないが、「イスラエルによる空爆」と断定。こうした情報は、SNS(ネット交流サービス)上で広く拡散されている。ハマスによる意図的な偽情報の可能性もある。

 コーヘン大使は「イスラエル建国以来、最も困難な時を迎えている」と強調。「イスラエルは我々の祖国であり、他に移り住む場所はない」と話し、「ハマスによるテロとの戦いを終わらせる」と語った。

 エマニュエル大使は、北朝鮮による日本人拉致事件で米政府が人質奪還に協力してきたことを挙げ「拉致された人々を取り戻すのは米国の一貫した方針だ」として、イスラエル支援の方針を改めて示した。また自身もユダヤ人のエマニュエル大使は「一人の命を救うことは、すべての人類を救うことにもつながる」という、ユダヤ人社会に伝わる格言を紹介した。

 セレモニーには元衆院議員の中山泰秀・元副外相も参列し「ハマスはテロリストだ。日本政府はハマスを強く非難する」と語った。【専門記者・大治朋子】

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