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担任が給食減らし… 男児と両親が県と市を提訴 福岡・宮若


 市立小学校1年生の時に「宿題をしていない」などの理由で担任教諭から給食を減らされる体罰を受けたなどとして、福岡県宮若市の小学3年の男児(9)と両親が、市と県に対し、慰謝料など165万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。17日に第1回口頭弁論があり、市と県は請求棄却を求めた。

 提訴は8月9日付。訴状によると、男児は2021年4月に宮若市立小に入学。1年生時に担任だった女性教諭から「宿題をしていない」などの理由で給食の量を減らされ、米を箸でふたつかみ程度▽スープ類は3口分▽ハンバーグや魚は1口分――などしか食べさせてもらえなかったとしている。

 男児はこの教諭から「少しでも食べられることに感謝しなさい」と言われたと指摘。給食減らしだけでなく、男児の態度を理由に「あんた(教室から)出て行きなさい」「この子はまだ幼稚園児」などと同級生の前で暴言も浴びたと主張している。

 また、男児側は、この教諭が21年12月、男児の母親に対し、男児に知能測定検査を受けさせるように勧めたと指摘。その理由について教諭は「職員会議での決定だ。2年生から特別支援学校に通ってもらうことになる」とし、「検査結果は私が同席して確認するので勝手に聞かないでほしい」と要求したと訴えた。病院での検査結果は「知能指数に異常はない」という内容だった。

 男児側は「給食減量は肉体的苦痛を与える体罰だ。知能測定検査の受診も『職員会議の決定』という虚偽の事実を伝えて強要している。教諭の優越的立場と権限を悪用して男児の人格の尊厳を著しく損ね、教育的指導の範ちゅうも超えている。著しい違法性を帯びるものだ」としている。【志村一也】

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