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鹿児島・南さつま市立学校で性別問わない制服 「着やすい」と好評


 4月に1中学、2小学校が統合して開校した鹿児島県南さつま市立金峰学園義務教育学校(9年制、419人)の中・後期(小5~中3)で性別を問わず着用できる制服が導入されている。使いやすさを求める声や性自認の多様化に応えた。子どもたちからは、「着やすいものが着られるようになって良かった」という声が出ている。

 2024年4月からは他の市立全3中学校と義務教育学校1校にも導入する。市教育委員会の岩下修一・学校教育課長は「いろんな形で児童生徒の思いに寄り添いたい」と話す。

 性別を問わない制服を自治体全体で導入するのは鹿児島県内では初めて。ここ数年、全国で広まりつつあり、宮崎県では日南市と延岡市で導入している。

 南さつま市では「冬に寒い」「自転車に乗りにくい」などとスカート以外の選択肢を求める声があった。一方、金峰学園へ統合した市立金峰中、阿多小、田布施小では20年度から性別を問わない制服を導入。好評だったため市長や教育委員らがメンバーに入った市総合教育会議の議論や児童生徒や保護者へのアンケートなどを経て他校にも取り入れることを決めた。

 金峰学園は、上着のブレザーが男女兼用。下はスカートかスラックスかを選べる。シャツは青、白など4色がある。

 金峰学園7年(中学1年)の橋本恵那さんは2・5キロの自転車通学のためスラックスを着用。「通気性もいいし動きやすい」。9年(中学3年)、山下菜奈美さんは「スカートの下にタイツをはくより温かいし快適。冬以外は基本的にスカートをはくが、気分次第でスラックスにできるのもいい」と話している。【梅山崇】

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