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北海道公式Xに大反響 ヒグマ捕獲に理解求める投稿1900万回表示


 北海道が公式X(ツイッター)で「ヒグマの有害捕獲へのご理解について」と題して発信した注意喚起が、大きな反響を呼んでいる。利用者の携帯電話やパソコンの画面に表示された回数などを示すインプレッションは28日午前11時現在で1900万回を超え、道の担当者は「今までにない数字で、大きな関心事になっている」と話す。

 投稿は26日付。ヒグマによる人身事故や農業被害を防ぐため、鳥獣保護管理法に基づいて捕獲に従事するハンターや捕獲制度に理解を求める内容だ。道の呼びかけに賛同したり、理解を示したりする反応が多く、「かわいそうだけど、被害があってからでは遅い」などのメッセージが寄せられた。

 発端は22日の道議会一般質問。道東部の標茶・厚岸の両町で2019年から牛66頭を襲撃した「OSO(オソ)18」を駆除したハンターに抗議が相次いだことを受け、鈴木直道知事が「捕獲の担い手確保に重大な支障を及ぼしかねない」と懸念を示し、ハンターについて「地域の安全安心な暮らしを守る上で欠くことのできない存在」と強調。ハンターの重要性を新たに発信する考えを示した。道は同日夜にホームページでXと同様の内容を掲載した。

 道ヒグマ対策室の担当者は「駆除したことに対する非難も実際にまだ寄せられているので、評価は難しい」としながらも、「ヒグマへの危機感が生活に大きな影響を及ぼしている表れではないか。捕獲しなくてはならない『問題個体』がいることに一定の理解があると認識している」としている。

駆除されたオソ18、年齢は9歳6カ月

 また、道はオソ18について、年齢が約9歳6カ月だったと明らかにした。骨や内臓などは食肉として流通したが、駆除したハンターが保存していた犬歯を道立総合研究機構が検査して判明した。

 オソ18は7月30日に釧路町で駆除された。当時はオソ18と認識されていなかったが、数日にわたって農地に出没する「問題個体」として許可を受けたハンターが駆除し、道総研が体毛を鑑定したところ、オソ18のDNA型と一致した。【真貝恒平】

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