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京都市、使用済みマンホールのふたを販売 「ご当地」がマニアに人気


 京都市は、使用後に不要となった下水道マンホールの鉄製蓋(ふた)を初めて一般販売する。製造年代が異なる3枚限定で、価格は1枚5500円。従来は鉄くずとして業者に1枚3000円程度で売却していたが、自治体ごとに特色がある「ご当地マンホール」の蓋は近年、収集家の間で人気が高まっており、需要があると見込んで高めに設定した。購入の申し込みは10月13日まで。

 一般販売する蓋は1978、81、90年に製造された3種類で1枚ずつ。円形で直径66センチ、重さは80~90キロある。90年製は古都にちなんで「御所車」の車輪をイメージした絵柄が施され、各地にちなんだデザインが普及する前の78、81年製は市章を中心にあしらったシンプルな模様。いずれも設置から30年以上たち、さびや傷が多数付いている。

 市上下水道局によると、市内にマンホールは約16万カ所ある。国の定めるマンホール蓋の標準耐用年数は車道上が15年間、歩道上が30年間とされ、毎年約1500枚を交換しているという。一般販売は下水道への関心を高めるとともに、有効活用で収益を得る狙い。担当者は「ニーズを把握するため、手始めに3枚売却する。好評なら継続したい」としている。

 市のウェブサイトにある申込書で申し込む。市上下水道局総合庁舎(南区)から持ち帰ることが条件で、応募多数の場合は抽選する。問い合わせは同局経営戦略室(075・672・7710)。【千葉紀和】

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