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生徒9人にセクハラ 「嫌ではない」証言要求 大阪府立高教諭を免職


 大阪府教委は22日、女子生徒9人に尻を触るなどのセクハラ行為を繰り返したとして、府立桜塚高校定時制の土井唯司教諭(60)を同日付で懲戒免職とする処分を発表した。土井教諭は行為が発覚すると、被害生徒に「嫌でなかった」と証言するよう求めるなど隠蔽(いんぺい)も図っていた。被害生徒のうち1人はその後、強い不安を訴え、不登校状態が続いているという。

 府教委によると、土井教諭は2021、22年度の2年間で女子生徒計13人に対し、授業中に顔を近づけたり、尻や腰、太ももなどを触ったりした。週1、2回被害に遭ったと証言する生徒もおり、うち9人が不快感や嫌悪感を訴えたという。

 23年1月、男子生徒から「女子生徒が体を触られている」と保健室に相談があり、発覚。学校の調査が始まると、土井教諭は13人のうち少なくとも5人の生徒や保護者に無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで「身体接触が嫌でなかった」との証言をするよう迫るなどしていた。無関係の生徒に同様の手紙を書かせ、証言した生徒のものと偽って府教委に提出したこともあったという。

 土井教諭は府教委に「生徒に触れたのはコミュニケーションの一つで励ましや称賛の意味だった。バレなければいいと思った」などと話しているという。

 また、府教委は同日、生徒と性的関係を持ったなどとして、府立東住吉高校の梅本雅之教諭(50)についても懲戒免職とした。梅本教諭は前任校にいた17年から特定の女子生徒に好意を抱き、その後、性的関係を持つようになった。女子生徒が退学後の22年、性暴力の相談機関に連絡して発覚した。梅本教諭は「女子生徒とは付き合っているつもりだった。自分の感情を抑えることができなかった」と話しているという。【井上元宏】

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