starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

脅迫認めたガーシー被告 常習性の有無が量刑に影響か


 動画投稿サイトで著名人らを繰り返し脅迫したとして暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などに問われた元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)被告(51)は19日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)で開かれた初公判で脅迫発言を認め、「本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。弁護側は起訴内容を大筋で認めるとしつつ、脅迫の常習性について争う方針を示した。

 刑法の脅迫罪の法定刑は2年以下の懲役または30万円以下の罰金だが、脅迫行為が常習的だった場合に成立する暴力行為等処罰法違反は3月以上5年以下の懲役と重い。常習性が認められるかどうかが、量刑に大きな影響を与えそうだ。

 起訴状によると、被告は2022年2~8月、動画投稿サイト「ユーチューブ」で俳優の綾野剛さん(41)ら4人に脅迫を繰り返したとされる。また、23年2月には綾野さんらの刑事告訴を取り下げさせようと、ネット交流サービス(SNS)で脅したとして証人等威迫罪に問われたほか、名誉毀損(きそん)や強要、威力業務妨害の罪でも起訴されている。

 検察側は冒頭陳述で、一連の事件のきっかけとして、被告が詐欺トラブルに関わったとする21年12月の週刊誌報道を挙げ、親しくしていた著名人らから手のひらを返すような態度を取られ、報復したいと逆恨みしたと指摘。22年2月に自身のユーチューブチャンネルを開設し、著名人らを標的に秘密を暴露・中傷する動画の配信を始めたとした。

 検察側によると、被告のチャンネルは開設から2カ月で100万人以上が登録。22年4~8月、被告が関係する会社の口座には、動画配信に関わる約1億2000万円の入金があったという。検察側は、暴露・中傷には生活資金を稼ぐ目的もあったと指摘した。【斎藤文太郎】

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.