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寂しいなぁ…秋田固有のジャンボウサギ 飼育研修会に地元参加なし


 「秋田犬」「比内地鶏」と並ぶ秋田県固有の動物「ジャンボウサギ」の飼育方法に関する研修会が、同県大仙市で開かれた。仙台市で動物飼育を学ぶ専門学校生らが参加したものの、地元からはゼロ。地域の関心の薄さに関係者からは「寂しい」との声も漏れた。大仙市は「『ジャンボウサギがほしい』という声の9割余りが県外から。地元で飼育する機運が高まることを期待したい」と話す。

 大仙市中仙地区で9月2日にあった研修会には、「仙台ECO動物海洋専門学校」(仙台市宮城野区)の学生6人が参加。ジャンボウサギの生育に詳しい地元の元農業共済組合職員の伊藤悟さん(73)が、餌の与え方や交配の方法、かかりすい病気、飼育の注意点などを講義した。

 続いて中仙地区で飼育する高橋篤美さん方へ移動。学生らはまず、その場で幼い雌1羽を購入し、その大きさに歓声を上げた。同校は大仙市がジャンボウサギの普及に取り組んでいることを知り、購入や学生による飼育を検討してきたという。

 同校で教壇に立つ佐々木麻衣さんは「研修会にはもっと多くの方が参加していると思って来たが、少なくて驚いた。実際にウサギを見てみると予想以上に大きくてインパクトがある。仙台の方ではジャンボウサギはまだあまり知られていないので、存在が知られるようになればきっと魅力が高まるはず」と期待を込めた。

 同校の学生は、10月29日に大仙市中仙庁舎前のドンパン広場で開かれる「全国ジャンボウサギフェスティバル」でウサギのクイズコーナーを設けて普及を支援する。【工藤哲】

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