「ルール違反明らか」 公明・山口代表が維新批判 公設秘書兼職で

　公明党の山口那津男代表は19日の記者会見で、日本維新の会の池下卓衆院議員（48）＝大阪10区＝が、地元の大阪府高槻市議だった男性2人を市議の任期中に公設秘書として採用した問題について「ルールに反することは明らかで、ルールに基づいたあるべき姿をしっかりと維新の議員には自覚していただきたい」と批判した。

　山口氏は会見で「どのようなルールが適用されるかは、議員が秘書を採用するときにきちんとチェックすべきことだ」と指摘。「国会議員はルールを作る立法府の一員であり、自らルールを知らなかったとか、破るというようなことは許されない」と非難した。

　制度改正の必要性に関しては「いろいろな議論があってしかるべきだが、罰則がなければルールを守れないのでは国会議員としてはあまりにも情けない」とした上で「有権者の皆さんもそういう目で国会議員になるべき人を選ぶ。なった後の行動をチェックする、それを次の選ぶ機会に生かす。そうした民主主義の基本に従った行動が望ましい」と述べた。【竹内望】