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ケネディ氏演説会場に銃持った不審者 伯父のJFK、父も暗殺


 米西部カリフォルニア州ロサンゼルスで15日、2024年の大統領選に向けて民主党候補指名を目指す弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏の演説会場に「警護担当の連邦保安官」を名乗る不審な男性が現れた。男性は銃を所持しており、警察当局に拘束された。父ロバート氏は1968年の大統領選のさなかにロサンゼルスで暗殺されており、ケネディ氏は「シークレットサービス(大統領警護隊)による警護を認めてほしい」と訴えた。

 米メディアによると、男性は首にぶら下げたストラップに連邦保安官の記章のようなものをつけ、肩掛け式の拳銃2丁を所持。拳銃には実弾がこめられ、予備の弾倉も持っていた。演説会場の外で「ケネディ氏のところに行きたい」と話したが、不審に思った警備担当者が警察が到着するまで制止していた。

 男性は現場で周囲を脅かすような行動はとっておらず、ケネディ氏に危害を加える意図があったのかは不明だ。男性は共和党のトランプ前大統領の支持者だが、ケネディ氏は新型コロナウイルスのワクチン懐疑論や陰謀論を唱えていると評され、共和党支持者から親近感を抱かれている。トランプ氏とも敵対的ではない。

 シークレットサービスは現職大統領や大統領経験者ら要人の警護にあたる。国土安全保障長官や連邦議会幹部が必要性を認めれば、大統領候補も警護対象となる。ケネディ氏によると、今年4月に国土安全保障省に警護を要請したが、7月に断られたという。伯父であるケネディ元大統領も63年に暗殺されており、ケネディ氏は改めて警護を求める方針だ。

 民主党ではバイデン大統領が再選を目指しているが、ケネディ氏も世論調査では10%台の支持を得ている。ただ、民主党全国委員会はバイデン氏の候補指名を前提に動き、候補討論会さえ開催しない方針だ。ケネディ氏は「全国委は中立性を放棄しており、誰もバイデン氏に勝てない状況を作っている」と批判している。【ワシントン秋山信一】

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