盛山文科相「関係持たずを徹底」 過去に旧統一教会関連の会合出席

　世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連団体の会合に出席したと自民党の調査に回答した盛山正仁文部科学相は14日の就任会見で、教団と接点があったことを改めて認め、「当該団体との関係を持たないことを今後とも徹底していきたい」と説明した。

　自民党は昨年9月、党所属国会議員と旧統一教会との関係を点検し、全体の半数近い180人に接点があったとする結果を公表している。盛山氏は関連団体の会合に出席し、あいさつしたことがあると答えた。

　盛山氏は、これ以前の報道機関の取材で、教団との関係はないと説明していた点については「プレスからの質問の時には、旧統一教会関係の団体に出たということがわからなかった。自民党からの調査が来て、再度調べた結果、関連団体というところに一度出たことがわかった」と釈明した。

　文科相は、宗教法人法に基づき、旧統一教会の解散命令を請求するかどうかを判断する立場だ。会見で記者から「請求が公正な立場でできるのか」などと問われた盛山氏は「法に基づいて最終的な判断について検討していく」と述べるにとどまった。【深津誠】