宇都宮LRT、10日間で事故2件 栃木県警が注意呼び掛け

　8月26日に開業した次世代型路面電車（LRT）と自動車との事故が運行開始から10日あまりで2件起きたことを受け、栃木県警などは11日、宇都宮市内で交通事故防止を呼びかける広報活動を行った。

　県警と宇都宮市、宇都宮ライトレール、宇都宮東交通安全協会の計30人が参加し、宇都宮駅東口停留場近くの、2件目の事故現場付近で実施。宇都宮東署員らが自動車の運転手らに「LRTの近くを通るときは、安全確認をして気をつけてください」と呼びかけ、啓発チラシを手渡した。

　県警交通企画課の石井清一交通事故抑止対策官は事故原因について「安全確認が足りなかったことに尽きる」とし、「自分の進路前方のみならず、前後左右の安全確認を徹底して交通事故防止に努めてほしい」と呼びかけた。【鴨田玲奈】