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富士山で小学生一時不明「さまざまな不備あった」 静岡市教委が謝罪


 富士山で今月1日、学校行事でハイキングに来ていた小学生8人が一時行方不明になったことを受け、静岡市教委は11日、記者会見を開いて謝罪し、原因分析と再発防止策を発表した。

 ハイキングは静岡市立西豊田小の5年生の宿泊行事のプログラムとして計画され、5学級の児童151人と、引率教員11人、山岳ガイド4人が参加した。富士宮口5合目(標高約2400メートル)から水ケ塚駐車場(同約1450メートル)までの、大半が下りのコースを1時間の昼食休憩を含め約4時間半かけて学級単位で歩く予定だった。

 しかし、宮川力校長らの説明によると、ペースが遅い児童もいて次第に列が伸び、教員が受け持ち学級の全児童の位置を把握できなくなった。そして、2カ所で児童4人ずつが、それぞれ正規のルートから歩いて約20分離れた地点まで迷い込んだという。

 1組は児童が持ち物リストにはないスマホを持っていて環境省や警察に通報することができたため、通報から約1時間20分後に山岳ガイドが発見した。もう1組は捜索にあたっていた山岳救助隊が、下山予定時刻を大きく超える午後6時過ぎに発見した。当日は晴れていて、2人が擦り傷を負っただけだったという。

 宮川校長と市教委の早川泉・学校教育課長は、原因として▽児童の間隔が広がることを予想できなかった▽点呼の設定・確認が不十分▽ガイドと教員のコミュニケーション不足――などさまざまな不備があったとして謝罪した。再発防止のため、今後はこうした行事の詳しい活動内容や安全対策を事前に学校から市教委に提出させ、チェックするという。【丹野恒一】

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