電動キックスケーターでひき逃げ容疑、23歳逮捕 歩道運転中に

　電動キックスケーターで歩行者をひき逃げしたとして、警視庁池袋署が埼玉県吉川市保1、無職、伊藤明理那容疑者（23）を自動車運転処罰法違反（過失運転致傷）と道路交通法違反（ひき逃げ）の疑いで9日に逮捕したことが分かった。捜査関係者への取材で判明した。

　逮捕容疑は6日午後3時50分ごろ、東京都豊島区のJR池袋駅近くの歩道で電動キックスケーターを運転し、歩行していた60代女性と衝突してあばら骨を折るなどのけがをさせ、逃走したとしている。「女性に当たってはいないと思うが、転倒した原因は私にある」と容疑を一部否認しているという。

　電動キックスケーターで歩道を走行する場合は、時速6キロ以下など一定の条件を満たす必要があるが、伊藤容疑者は時速10キロ以上で走行していたという。【加藤昌平】