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13歳コスタコヴァさん、国際バレエコンクール優勝 始業式で報告


 山口県周南市立岐陽中学校2年のコスタコヴァ(本名コスタコフ)・ジュリアさん(13)が夏休み中にあった国際バレエコンクール「ジャパングランプリ」で優勝し、1日の同校始業式で全校生徒に紹介された。イタリアの名門バレエ学校「スカラ座バレエアカデミー」に今秋から留学することも決まり、世界を舞台に「みんなから愛され、自分が心から踊れるプロのバレエダンサー」を目指すという。

 ジュリアさんは、母親で元プロダンサーのコスタコフ・陽子さん(45)が周南市内で主宰する教室で2歳からバレエに親しんできた。8月1~5日に東京都内で開かれたジャパングランプリのクラシック部門ジュニアB1(中学1、2年)では「役になりきる踊り」(ジュリアさん)で優勝し、昨年3位の雪辱を果たした。将来性も高く評価され、1年間の留学の権利を得たという。ジュリアさんは「本当にびっくりし、うれしかった。両親が支えてくれたおかげ」と振り返る。

 2学期の始業式は岐陽中2階ホールと各教室をオンラインで結んで実施。魚谷祐司校長がカメラを前に、ジュリアさんに改めてジャパングランプリ第1位の賞状を手渡した。

 先立つ8月24日には、魚谷校長がジュリアさん親子を伴って周南市役所を訪れ、藤井律子市長と教育委員会の厚東和彦教育長にジュリアさんが岐陽中に在籍したまま秋にイタリア・ミラノに1人で渡ってホームステイすると報告。ジュリアさんは「イタリア語は『こんにちは』ぐらいしか分からない」と不安を口にしつつも「バレエアカデミーに入ったからには頑張る。1年ごとの進級試験に合格して卒業し、成長して帰ってきたい」と決意を語った。

 厚東教育長は「中学2年で覚悟ができていてすごい。今は周南の宝だけど、直に日本の宝になる」と激励。藤井市長は「もっと花開き、世界に向けて羽ばたいて」とエールを送った。【峰下喜之】

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