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オミクロン株派生型、通称「エリス」が米国で主流に 入院患者が増加


 米国で新型コロナウイルスによる入院患者数が増加傾向にある。米疾病対策センター(CDC)によると、オミクロン株の新たな派生型「EG・5」(通称エリス)が主流となり、米政府が公衆衛生上の緊急事態宣言を解除した今年5月中旬前の水準に逆戻りした。秋から冬にかけての感染拡大が懸念されている。

 CDCによると、8月12日までの1週間で入院患者数は21・6%増加し、過去3年で最低水準だった6月下旬から倍増した。ただし、入院患者数は、オミクロン株の流行ピーク時だった2022年1月の1割未満にとどまっている。

 「EG・5」は、検出されるウイルスの2割強を占めて最多になった。「EG・5」は感染力が高いが、他の変異株と比べて重症化しやすいという報告はない。米メディアによると、新年度が始まった複数の州の学校で、生徒や職員の間で感染が広がり対面授業を中止した例なども出ている。

 製薬企業ファイザーやモデルナ、ノババックスは、今年前半に流行した派生型「XBB・1・5」に対応した改良ワクチンの開発を進めており、3社は「EG・5」に対しても有効性が示唆されたと公表している。米メディアによると、改良ワクチンは米食品医薬品局(FDA)の承認などを経て、9月半ばにも接種が始まる見通しだ。【ニューヨーク八田浩輔】

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