プリゴジン氏の死亡「DNA鑑定で確認」 ロシア連邦捜査委

　ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者、プリゴジン氏が乗っていたとされる自家用ジェット機の墜落について、ロシア連邦捜査委員会は27日、DNA型鑑定の結果、搭乗していたプリゴジン氏を含む死者全員の身元を確認した。タス通信が伝えた。

　ジェット機には乗客7人と乗員3人が搭乗し、乗客名簿にはプリゴジン氏らの名前があった。ジェット機はモスクワから北西部サンクトペテルブルクに向かっている途中で墜落。現場から10人の遺体が回収された。タス通信によると、鑑定の結果、犠牲者全員の身元が確定し、乗客名簿に記載されたリストと一致した。

　米メディアは、墜落はジェット機に仕掛けられた爆発物が原因だった可能性があるとする米当局者らの見方を伝えている。米政府はプリゴジン氏が暗殺された可能性があると分析しているという。【山衛守剛】