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トランプ「被告」の顔写真を初めて撮影 起訴手続きで拘置所に出頭


 トランプ前米大統領は24日、2020年大統領選の南部ジョージア州での敗北を覆すために州当局に違法に干渉したとされる事件の起訴後の手続きのため、同州フルトン郡の拘置所に出頭した。トランプ氏が起訴されたのは4件目だが、今回は同郡の手続きに沿って「マグショット」と呼ばれる被告や容疑者の顔写真が初めて撮影された。

 トランプ氏は24日、東部ニュージャージー州の別荘からフルトン郡拘置所に出頭した。形式的に拘束されて指紋採取などの手続きをした後、20万ドル(約2900万円)の保釈保証金の支払いや証人らを脅迫しないことを条件に保釈された。

 郡保安官事務所のデータベースには「白人男性、(身長)6フィート3インチ(約190・5センチ)、(体重)215ポンド(約97・5キロ)、(髪色)金色もしくはイチゴ色、(目の色)青」と記録された。

 過去3件の起訴後の手続きでは「容易に判別できる」などとして顔写真の撮影はなかった。トランプ氏は一連の起訴を「政治的な魔女狩りだ」と批判しており、マグショットの撮影も「被害者」の立場をアピールするのに利用する可能性がある。

 トランプ氏は顧問弁護士だったジュリアーニ元ニューヨーク市長らと共謀し、ジョージア州高官らに選挙結果を覆すよう圧力をかけたなどとして、州の組織犯罪処罰法違反などの罪に問われた。トランプ氏は「間違ったことはしていない」と無罪を主張している。

 検察側は24日、今年10月に公判を始めるよう裁判所に求めたが、トランプ氏側は24年11月の大統領選後への先送りを要請するとみられる。24年3月に親族企業の財務記録改ざん事件、同5月に機密文書持ち出し事件の公判が始まる見通しで、トランプ氏は複数の刑事裁判を抱えながら、24年1月以降の大統領選の共和党予備選・党員集会に臨むことになる。20年大統領選を巡って「国家を欺くための共謀」などの罪で起訴された事件の公判日程は決まっていない。【ワシントン秋山信一】

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