東農大ボクシング部員、大麻に続きLSDも所持疑い 3回目逮捕

　東京農業大のボクシング部員らが大麻を販売目的で所持していた事件で、他にも合成麻薬LSDを販売目的で所持したとして、警視庁薬物銃器対策課は22日、大麻取締法違反容疑で逮捕されていた男子部員（19）＝山梨県中央市＝を麻薬取締法違反（営利目的所持）容疑で再逮捕した。この男子部員の逮捕は3回目。

　再逮捕容疑は7月4日、東京都世田谷区のボクシング部の寮の自室で、合成麻薬LSDを含む紙片0・262グラム（末端価格約13万円）を販売目的で所持したとしている。男子部員は「間違いありません」と容疑を認めているという。

　この男子部員は、他の部員＝大麻取締法違反容疑で逮捕＝と共謀し、寮近くの駐車場で乾燥大麻59・66グラム（末端価格約30万円）を販売目的で所持したなどとして、2度にわたって逮捕されていた。警視庁は、SNS（ネット交流サービス）などで購入客を募って、寮の近くで大麻やLSDを手渡しして密売していたとみて調べている。

　東農大ボクシング部を巡っては、今回の男子部員を含め19～21歳の男子部員3人が、寮などで乾燥大麻を営利目的で所持した疑いで逮捕されている。【遠藤龍、木下翔太郎】