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「クリミア大橋」で攻撃再び ロシア側は報復示唆(8月13日)


 ロシアが2014年に編入したウクライナ南部クリミア半島とロシア南部を結ぶ「クリミア大橋」がウクライナ軍によるミサイル攻撃に遭った。露国防省は「撃墜した」と発表したが、ロシア側はウクライナへの報復を示唆した。ウクライナ情勢を巡る日本時間13日までの動きをまとめた。【デジタル報道グループ】

クリミア大橋にミサイル ロシア「撃墜した」

 ロシア国防省は12日、自国が占領するウクライナ南部クリミア半島とロシア南部を結ぶ「クリミア大橋」がウクライナ軍によるミサイル攻撃に遭ったが、撃墜したと発表した。橋に損傷はなく、死傷者はいないという。英BBCなどによると、ロシアが強制編入後に設立した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長は、ウクライナが2度にわたって計3発のミサイルを発射してきたが、露軍に撃墜されたと明らかにした。露外務省は「テロ攻撃」だとウクライナを非難した。クリミア大橋では2022年10月と23年7月に爆発が発生。ロシアの補給路を分断する目的でウクライナ側が攻撃を強めている可能性がある。【関連記事】クリミア大橋にミサイル3発 ロシア「撃墜した」 報復を示唆

ウクライナ軍のF16戦闘機訓練に遅れ

 米紙ワシントン・ポストは11日、ウクライナ軍パイロットに対するF16戦闘機の訓練が遅れ、完了は来年の夏以降になるとの見通しを報じた。複数のウクライナ政府高官と軍幹部の話として伝えた。F16の実戦投入も遅れるとみられ、ロシアの侵攻が続くウクライナでの戦況に影響を与える可能性がある。【関連記事】ウクライナ軍のF16戦闘機訓練に遅れ 完了は来夏以降か 米紙報道

プーチン氏邸宅から6.5kmの倉庫で火災

 ロシアの首都モスクワ近郊にあるプーチン大統領の邸宅から東に6・5キロの倉庫で10日深夜、火災が起きた。11日午前には1機の無人機(ドローン)がモスクワ市内に墜落した。首都とその近郊ではここ数日、爆発や火災、無人機飛来が相次ぎ、不穏な情勢が続いている。倉庫で爆発が起きた工場を巡っては、ロシア軍への部品提供や兵器開発をしているとも報じられた。工場が無人機に攻撃されたとの見方もあるが、当局は否定している。【関連記事】プーチン氏邸宅から6.5kmの倉庫で火災 ロシア、首都近郊が不穏

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