3歳男児が川に流される 下流で浮輪のみ発見 京都・木津川

　11日午後2時25分ごろ、京都府木津川市加茂町銭司（ぜず）にあるキャンプ場近くの木津川で「子どもが浮輪に乗ったまま川に流された」と近くの人から119番通報があった。流されたのは3歳の男児で、相楽中部消防組合などが捜したが見つからず、日没で捜索を打ち切った。

　府警木津署などによると、男児は大阪府守口市在住。両親と弟、他の2家族の計10人ほどでキャンプ場を訪れ、他の子ども2人と浅瀬で水遊びをしていた。近くに両親がおり、すぐに追い掛けたが間に合わなかったという。約30分後、現場から約1・2キロ下流で男児が使っていたとみられる白鳥を模した浮輪が見つかった。

　キャンプ場の経営者によると、発生当時はキャンプ場に十数人の利用者がいた。付近の川は浅瀬だが、前日に上流で雨が降ったという。現場は、木津川市中心部から北東に約7キロ。【千金良航太郎、戸田紗友莉】