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モスクワで爆発や火災続発、60人以上が死傷 無人機攻撃も続く


 ロシアの首都モスクワでは9日から10日にかけて、工場の爆発や幹線道路沿いの火災、無人機(ドローン)攻撃が相次いで伝えられた。工場の爆発では60人以上が死傷する被害を出している。爆発や火災が隣国ウクライナで続く「特別軍事作戦」と関係しているのかは不明だが、相次ぐドローン攻撃と合わせて、首都と近郊の生活に影を落としている。

 モスクワ北郊の都市セルギエフ・ポサードにある工場では9日午前、大規模な爆発が発生した。地元当局によると、1人が死亡し、60人が負傷、8人が行方不明になった。被害は工場の敷地にとどまらず、周辺の集合住宅や学校、スポーツ施設に及んだ。

 爆発は花火が保管されていた工場の倉庫で起こり、捜査当局は安全管理義務違反の疑いで捜査を始めた。ドローン攻撃を受けたとの見方も広がったが、当局は否定している。

 タス通信によると、モスクワ南郊のドモジェドボ市でも10日未明、高速道路沿いにある自動車整備施設で火災が発生した。人的被害は伝えられていないが、火災現場はモスクワの主要空港の一つ「ドモジェドボ空港」から約10キロの地点に位置している。

 またモスクワのソビャーニン市長は9、10の両日、モスクワや近郊の州に相次いでドローンが飛来してきたことを明かした。いずれも防空システムが迎撃したと説明されている。

 モスクワでは7月末から今月初旬にかけて、商業地区の「モスクワシティー」にあるビルが相次いでドローンに突っ込まれ、一部が損壊した。ロシア国防省はドローンに向けて電波を発信し、操縦できないようにしたと主張している。ただし、ドローンに突っ込まれたビルの一つにロシア政府の省庁が入居していたことから、あらかじめ攻撃の標的にされていたともみられている。【モスクワ大前仁】

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